ちょっと憧れていた一人旅に行ってきました。行き先は奈良です。
紅葉の見頃、静かに寺や神社を巡り、好きなだけ仏像を見て、好きな時間に美味しいものを食べる・・・そんな一人旅を想像していました。なのに・・・
家を出る直前、ズボンプレッサーのコンセントを引き抜こうと屈んだ瞬間、腰がギクッ! 「痛い!」
「ギックリ」の手前の「ギクッ」で止まったので歩くことはできました。でも、痛い・・・どうしよう? この状態で出かけて大丈夫かしら? 出発の時間が迫っており、とりあえずシップ薬だけ貼って家を出ました。不安だけど、行くからには楽しんでこないと・・・
色づいている木もありましたが、見頃にはまだもう一歩といった感じでした。上は東大寺の池です。
世界遺産の春日山原始林を歩こうと思っていましたが、とてもとてもそんな状態ではありません。春日大社の二之鳥居で断念して戻ってきました。
奈良公園の中だけなら、さほど歩かなくてもすむだろうと思いましたが、さにあらず・・・どこも広いし、階段があるし、何でもないときは全く気にならないことも、腰に爆弾をかかえた状態では辛いことだらけです。
それでも東大寺の大仏を見て、興福寺の国宝館に行きました。リニューアルされた興福寺国宝館はとても見応えがありました。以前はケースの中に入っていた仏像が外に出され、ダークな緋色の布の上に置かれています。そして、薄暗い照明の中で、ひとつひとつの展示物がライトアップされているのです。
建物を入って最初のコーナーを曲がったところに、大好きな仏頭(旧山田寺仏頭)がありました。斜め左から見るお顔が素敵です。そして、筒井さんに似ている、と私は思っています。お目にかかれた瞬間に、目頭が熱くなりました。
最後のコーナーに阿修羅があります。仏像界のスーパースターはやはり素敵です。新たな展示の仕方で、阿修羅の後方に映る陰が、阿修羅本体とともに何ともいえない神秘的な雰囲気を醸し出しています。横から見ることもできるので、今までよりもじっくり鑑賞できます。
東大寺や興福寺は過去に何度も行ったところです。せっかくなので新しいところに行かねば・・・
奈良町のカフェに入りました。オレンジヨーグルトのシフォンケーキとミルクティーで一休み。ケーキの左端が欠けているのは一口食べた後だからです。
奈良町にある元興寺に行きました。私は知りませんでしたが、こちらのお寺も世界遺産なのです。屋根の瓦に色が違う部分がありますが、それは飛鳥時代の瓦なのだそうです。
ビジネスホテルのシングルを予約していたので、夕飯はついていません。夕飯調達で近鉄奈良駅付近まで歩いていきましたが、もう腰が限界・・・
ホテルの部屋は424号室・・・こんなときに、こんな不吉な番号の部屋とは・・・
その夜は、ほとんど寝られませんでした。
翌日・・・無理をして歩いたせいか、腰の具合はさらに悪化しています。本格的なギックリ腰で動けなくなってしまったら、私はどうしたらよいのだろう? 連れがいないたった一人、遠い旅先で・・・
予定を変更し、朝食後に真直ぐ帰路に着くとことにしました。9時56分京都発の「のぞみ」に乗り、13時半過ぎに家に着きました。なんともトホホな初一人旅・・・
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