朝ドラ「つばさ」のオープニングで映る、廃線跡のような場所が気になっていました。ネット検索して調べたところ、西武安比奈(あひな)線跡と分かりました。
西武安比奈線は、西武新宿線の終点・本川越駅のひとつ手前の南大塚駅から、入間川方向の安比奈に向かう、全長3.2kmの貨物線で、関東大震災後の1925年に、入間川の川砂利採取を目的として開通したそうです。
1949年には電化しましたが、川砂利採取の規制を受けて、1963年にその役割を終えました。しかし、旧安比奈駅周辺に新しい車両基地を作る構想などがあるからなのか、40年以上経った今も線路や架線柱の大半が残され、廃線マニアには有名な線なのだそうです。

南大塚駅で降りると改札付近に、「『西武安比奈線』周辺を歩く」という周辺案内図が用意されていました。注意箇所が細かく書いてあるので、これは便利です。
南大塚駅の階段窓から撮った写真です。右側に伸びているのは本川越方面へ向かう新宿線で、左側の途中で途切れている線路が安比奈線です。
駅北口前にある「スーパーまるなか・南大塚店」はつばさの父の友人が営む「鈴本スーパー」のロケ地です。主婦・つばさも買い物に利用しています。
住宅地の裏側に、♪線路は続くよ 、どこまでも♪
線路は国道16号を渡り、まっすぐに続いています。道はまっすぐではないので、線路から少し遠ざかったり、また近づいたりしながら歩きます。小川を渡ったところで振り返ると、枕木が朽ちて宙に浮いた状態の線路が見えました。
その後、線路沿いの道を歩いていると、雑木林が見えてきました。

「つばさ」オープニングで映る、黄色い絨毯が敷かれたような晩秋の雑木林がロマンチックです。主題歌「愛の季節」のサビにかかる手前あたりで映るところです。「愛の季節」はアンジェラ・アキさんの歌声が爽やかで素敵な曲ですね。「今日も一日頑張るぞ」という気持ちになります。
新緑の雑木林は清清しく、爽やかでした。
雑木林沿いの道脇に、ノイバラが咲いていました。清楚な白い一重の花です。
道を隔てた反対側の雑木林が、「つばさ」ロケ地だったようです。案内板や柵が作られて、整備されています。
コミュニティ放送局の開局許可を得るために、使える周波数を調べているシーンにも、この地が登場しました。そのシーンで使われたトロッコが置いてありました。ここはマムシが出るようなので、見に行かれる方はくれぐれも注意しましょう。
丸くふわふわした、薄赤紫の花が咲いている木がありました。カジノキ(梶の木)(クワ科)です。雌雄の区別があり、写真は雌花なので、秋には赤い実になります。
梶の木は昔から神聖な木とされ、神社の境内などに植えられることが多いようです。
入間川に架かる八潮大橋の上から見た線路です。木製の架線柱が時代を感じさせます。
八潮大橋から見た入間川の上流方向で、赤茶けた土砂が山のようになっている先のあたりに安比奈駅があったと思われます。
南大塚駅から写真を撮りながらゆっくり歩いて、往復1時間半ぐらいの散策でした。
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