乙部君の生家に行ってきました。「ゴンゾウ」最終回、黒木が首から血を噴出させながら、奇跡的に生きていた例のシーンを撮ったロケ地です。
場所は埼玉県北部の深谷市です。大宮から高崎線で40分余で深谷駅に着きました。深谷駅は「関東の駅百選」に選ばれている赤レンガ造りのモダンな駅です。どこかで見たことがある駅、と思う方も多いのでは? 東京駅に似ています。それもそのはず、平成8年に東京駅を模して改築されたのです。
明治の実業家・渋沢栄一は、天保11年(1840年)2月13日、武蔵国血洗島村(現在の深谷市)で生まれました。渋沢栄一は明治20年、深谷に日本煉瓦製造会社を設立し、生産されたレンガは、東京駅、赤坂離宮などに使われたのです。
深谷駅で「ゴンゾウ」ロケも行われたようですが、本放送ではカットされていました。年末に発売されるDVDの特典映像に、この駅舎が映ったシーンがあるかもしれませんね。
駅から徒歩10分程で「乙部醤油」に着きました。「乙部醤油」として撮影された七ツ梅酒造跡地です。ドラマの中でも見られた特徴のある煙突が目印です。蔦の絡まる白壁の蔵が見たかったのですが、扉が閉まっていて中に入ることはできませんでした。この写真を撮っていると、「あれ、また来てるよ」と言いながら、おじさんが近づいてきました。
おじさんは七ツ梅酒造跡地真向かいにある製菓店のご主人でした。なにしろ真向かいのお店のご主人なのでロケ情報に詳しいのです。先日、松たか子さんが映画のロケに来たときは、ファンが50人くらい集まっていたとのこと。おじさん曰く、「(ファンは)みんな女だったよ」・・・松さんは女性ファンも多いのかな? でも女ばかり50人というのは何か変? と、思って調べました。撮影していた松さん主演の映画はこちらでした。50人の女性ファンの中には、共演の浅野忠信さん目当ての方も多かったのではないでしょうか? おじさんは浅野さんに気付かなかったのか、あるいは知らなかったのか・・・
おじさんはお話が好きなようで、いろいろと教えてくださいました。「『警官の血』の江口洋介はカッコ良かったよ。あんたもそっちのファン?」 「私は『ゴンゾウ』が好きだったので・・・」 「『ゴンゾウ』って誰が出てた?」 「内野聖陽さんとか、内田朝陽さんとか・・・筒井道隆さんとか・・・」(何で筒井さんの名前を最後に言うんだ) 「覚えてないなぁ」・・・私が一番知りたかったところをおじさんは覚えていませんでした。「警官の血」の撮影は道路に面した外側でも行われたようなので、おじさんも撮影風景を間近に観ることができ、強く印象に残ったのでしょう。
おじさんのお店にはロケに来た何人かの俳優さんのサインもありましたが、「ゴンゾウ」関係者のサインはありませんでした。ロケのことも覚えていないのですから当たり前ですね。たくさんお話を伺ったので、おじさん手作りの酒饅頭を買って帰りました。
深谷には確かに昭和の香りのする町並みが残っています。特産品として深谷ねぎが有名ですが、最近は煮ぼうとうもB級グルメとして有名になっています。せっかく深谷に来たのですから、お昼に食べました。煮ぼうとうマップに載っているキンカ堂5Fの「麦んこ」で食べたのですが、山梨のほうとうよりもあっさりした感じの醤油味で、とても美味しかったです。
深谷を後にして、次に向ったのは新潟でも、タイムスリップした東京駅でもありません。大宮の鉄道博物館に行ってきました。懐かしい列車などが見られ、なかなか面白かったです。鉄道オタクならば何度も通いたくなる場所でしょう。
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